宙のアルバム

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鹿児島城西高校:大迫勇、惜敗に「自分の力不足」と己責める

◇第87回全国高校サッカー選手権大会

鹿児島城西2−3広島皆実

試合終了を告げる最後の笛が鳴った瞬間、鹿児島城西の選手たちは次々とピッチに崩れ落ちた。だが、大迫勇は微動だにせず、宙をにらみつけていた。

 「自分の力不足で負けた。悔しいし、申し訳ない」。表彰式でも銀色の準優勝メダルをすぐに首から外した。「優勝しか考えてなかったし……」。10得点で1大会の得点新記録を作った達成感はそこになく、自らを責め続けた。

 広島皆実の組織的な守備に中盤がつぶされ、苦しんだ。「点を取れば流れが変わる」と考え、前半20分、3人がかりの包囲網を強引に突破して先制点を決めたが、すぐに逆転された。失点の多さは、このチームの課題だったが、最後まで解消できなかった。取られても、それ以上に取り返すことで勝ち上がってきたが、広島皆実の堅守が、それを許さなかった。