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中田英寿「強くて、見る価値のあるチームに」 「TAKE ACTION F.C.」 練習試合後コメント

中田英寿「強くて、見る価値のあるチームに」「TAKE ACTION F.C.」 練習試合後コメント
サッカー元日本代表で、一般財団法人TAKE ACTION FOUNDATION代表理事中田英寿氏が率いる「TAKE ACTION F.C.」は2日、埼玉スタジアム2002の第3グラウンドで、流通経済大学との練習試合に臨んだ。30分×3本の変則で行われた試合は「TAKE ACTION F.C.」が4−3で勝利した。
 同チームは12日、山梨県でJ2のヴァンフォーレ甲府とのエキシビジョンマッチ「LIFE AFTER FOOTBALL MATCH」を行う。

 練習試合に出場した中田氏、名波浩氏、北澤豪氏、前園真聖氏のコメントは以下の通り。

中田英寿

地元で行われる甲府戦へ向けて意気込みを語った中田英寿氏【スポーツナビ】「強くて、見る価値のあるチームに」

 今日に関しては、選手それぞれにばらつきがありました。まとまった練習を毎日やっているわけではないので、コンビネーションには問題があります。それでも、経験を持った選手ばかりなので、うまくまとめてやってくれている感じでした。みんなが集まって試合をして、勝ちにいくのは当然ですが、そのこと自体に今回の試合の意義が大きくあると思います。
(勝つことを特に意識していたみたいだが)これは僕だけじゃないと思います。やはり、やるからには負けたくない選手ばかりだと思いますし、長く継続するためには僕たちのチームが強くて、見る価値のあるチームにならなければいけないと思っています。簡単ではないですが、徐々に(チームとして)高めていければと思います。

(ゴールの起点になっていたように思うが)得点を取ることが大事ですが、サッカーは得点だけを見せるスポーツではないので、それ以外のプレーに関して、まだまだ僕自身も(良い)プレーをしなければいけないと思います。(甲府戦に向けての課題は)個人としては、走る距離に関しては走れるようになってきたと思いますが、瞬間的な動きなどのレベルを上げないとプロ相手では厳しいと考えています。このプレーを見てほしいというのはないです。勝敗を抜きにして、楽しいかどうか。プレーをしている僕たちだけではなくて、見てる方々がどういった反応を起こすか。みんなが楽しいと思えるサッカーをして、今回の試合の意義でもある地域活性、地方を盛り上げたいと思います。

 プロ選手復帰はまったく考えてないです。今回はサッカーで地元を盛り上げることができたらいいなと。(チームメートもプロとしてやれると言っていたが)今回はプロ復帰を目指した試合ではありません。(試合では)相手が小学生や大学生、プロでも勝ちにいきますが、自分がどうなりたいから試すということはないです。

(現役時代に一緒にやっていたメンバーとプレーしてみて)みんな気心が知れた、いろいろな場面で(一緒に)やってきたメンバーなので、プレーは分かっています。ただ、それぞれのコンディションの違いはあったと思います。調整は試合の中でできたと思いますが、もう少し時間がかかると思います。名波(浩)もそうですけど、どの選手もクオリティーが高いので、試合に勝てる強いチームということでメンバーを徐々に選んでいます。名波がいると試合のペースが落ち着いたり、長いこと一緒にやっていたのでやりやすかったです。

「1試合で終わらず、次につながるように」

(チームの魅力は)みんながサッカーをやりたくてやってる、負けず嫌いなところだと思います。試合をやる以上、参加するだけではなくて、そこで何ができるかを考えてやってもらわないといけないですし、いいメンバーがそろっていると思います。(レーニング方法については)東京ヴェルディの練習に参加したり、筋力トレーニングをしています。できる限り体を動かすようにはしていますが、毎日はできません。ただ、12日の試合に向けて、いいコンディション作りはできています。

(現役時代に比べて、現在のフィジカルは)引退してから約3年間空いているので、30年近くやっていたものがすぐ戻るかといったらそんなに簡単なものではないです。ただ、どういった方法で(フィジカルコンディションを)上げていけばいいかは分かっています。現役に比べると、半分から6割というところで時間がかかると思いますが、その中でもどういった形でプレーできるかは考えています。

甲府戦は出身地での試合となるが)この活動を始める時にどこを最初にするか考えて、やはり地元ということもあり、甲府市やサッカー協会が快く応じてくれて、僕自身すごく助けられた部分はあります。僕たちがいいプレーをして盛り上げることによって、サッカーだけではなく、山梨、甲府をアピールできればと思います。(甲府戦への意気込みは)今回、この活動を始めてからの初試合となるので、僕自身もどうなるか分からないですし、いい盛り上がりが見せられるように、みんなで頑張りたいです。怖さ半分、楽しみ半分という形で、1試合で終わらず次につながるように、次の開催地となる候補がどんどん挙がるようにしていきたいと思います。

山梨県のファンへのメッセージは)試合がメーンではありますけれど、それ以外でも信玄公祭りだとか、そこに参加してもらう甲府市山梨県、あるいは県外から来る人たちがどういう形で楽しんで盛り上げるかが大事になるので、試合以外でもたくさんの人たちに楽しんでもらえたらと思います。

流通経済大学との練習試合を終えて
記者会見に臨む中田英寿氏【スポーツナビ


中田英寿氏(右)はキャプテンとして
流通経済大学との練習試合に出場した
スポーツナビ】より引用