ボール2万個、南アフリカへパス サッカー・中田さん
2009年05月26日(山梨日日新聞から引用)
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2009/05/26/4.html
甲府のイベント収益 市に250万円
南アフリカへサッカーボール2万個パス−。サッカー元日本代表の中田英寿さん=甲府市出身=が設立した財団法人「テイクアクション・ファンデーション」と山梨県サッカー協会が、4月に開いたイベント「テイクアクション・イン甲府」の収益でサッカーボール2万個を購入、プレゼントすることになった。25日、両団体が活動収支を発表、イベント開催地の甲府市に250万円を寄付し、地域活性化とサッカーの普及に役立ててもらう。
発表によると、チケット販売や企業広告、出店手数料による総収入額は3432万5065円だった。運営経費などを差し引いた1835万円のうち1585万円でサッカーボールを購入、日本ユニセフ協会を通じ南アフリカに届ける予定。
同法人の活動は、中田さん率いるドリームチーム「テイクアクションFC」を各地に派遣して親善試合などを展開。試合会場となる地域の活性化につなげるほか、収益で世界各地の子どもたちにサッカーボールを贈ることを目的にしている。
第1弾となった甲府市のイベントは4月11、12の両日、甲府・小瀬陸上競技場などで開催。サッカーJ2ヴァンフォーレ甲府とのゲームは1万6000人を超える観客を集めた。メンバーによるサッカー教室を開いたほか、信玄公祭りに参加して盛り上げた。
県サッカー協会は「多くの県民に夢や感動を与えることができ、当初目標以上の事業になった」と成果を強調。中田さんの取り組みについては「今後も活動に協力していきたい」とコメントしている。